葉酸サプリにはポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型があり、どちらを選ぶべきか迷われている方も多いでしょう。選ぶべきなのはモノグルタミン酸型です。その理由を説明します。
妊活中のカップルや妊娠中の女性が積極的に摂取したい葉酸には、2種類あります。1つ目は、ポリグルタミン酸と呼ばれるもので、もう一つはモノグルタミン酸です。
同じ葉酸でも、種類が異なると体内への吸収率などが大きく異なるので、葉酸サプリを選ぶ際には気を付けたいものです。
ポリグルタミン酸とモノグルタミン酸の違い
ポリグルタミン酸は、食品に含まれているタイプで、体内での利用効率は50%程度とあまり良くないという特徴があります。
一方、モノグルタミン酸は化学的な方法で合成された人工葉酸で、葉酸サプリや加工食品に含まれていることが多い種類なのですが、体内利用効率は85%程度と高くなっています。
体内効率を比較すると、モノグルタミン酸の方が効率的に葉酸を体内に吸収できるから優秀ということになり、葉酸サプリ商品にも、効率的に体内に吸収されて利用されるモノグルタミン酸を使ったものが多くなっています。
天然のものと化学合成されたものなら、妊活中のカップルにとってはできれば天然のものを選びたいところではないでしょうか。
天然のポリグルタミン酸の吸収率は50%程度と低いのが特徴です。
その理由は天然の葉酸のために、体内に入ると消化酵素の働きによってモノグルタミン酸に分解され、そこから体内へ吸収されるというプロセスを通ることになり、その過程で利用効率が悪くなってしまうわけです。
そうなんです、ポリグルタミン酸型でも結局は一旦モノグルタミン酸型に分解されるんですね。それならダイレクトにモノグルタミン酸型を摂取した方が間違いないわけです。
モノグルタミン酸でも安全
体内に葉酸を摂取すると、ポリグルタミン酸のものは一度モノグルタミン酸へ分解された上で体内吸収されることになるわけです。
妊活中や妊娠中の女性に必要な一日の葉酸摂取目安量は400ugと言われていて、これはモノグルタミン酸での計算となります。
つまり、天然のポリグルタミン酸でこの量を補おうとすると、体内における利用効率は50%なので摂取する際には800ug食べなければいけないことになります。
この量は普通の食生活で摂取できる量ではありませんし、毎日続けることは難しいでしょう。
葉酸サプリでは、そうした利用効率のことも考えたうえで葉酸が配合されています。
中には吸収率が悪いポリグルタミン酸が配合されているものもありますが、価格は比較的高額になることが多いようです。
化学合成されたモノグルタミン酸でも、妊活中や妊婦さんが摂取してトラブルを起こすというわけではないので安全です。
むしろ、葉酸不足によるリスクが大きいわけですから、天然で摂取したつもりが実は葉酸不足になっていた、という場合の方が危険性が高いともいえます。
天然か化学合成かにこだわりすぎるのではなく、毎日400ugをきちんと摂取できる方法で葉酸サプリを利用することが必要です。
サプリと食事の両方から葉酸を摂取してもOKな理由
サプリを使って葉酸を摂取すると、サプリだけで一日に必要な摂取目安量の400ugを摂取できます。
しかし、葉酸は肉や魚、野菜などにも含まれているため、普段の食事からでもいくらか摂取することができ、合計すると400ugを超えて過剰摂取になってしまうのではないかと心配する人は少なくありません。
サプリと食事の両方から葉酸を摂取しても特に心配する必要がないという理由ですが、食事に含まれている葉酸は天然のポリグルタミン酸です。
吸収率は悪くて摂取した分の50%しか体内利用されないという特徴があるため、葉酸の過剰摂取というレベルになってしまうリスクはとても低いのです。
葉酸サプリを過剰摂取してしまうとNGですが、サプリは用量を守っていれば、食事で葉酸含有量が多いレバーやウナギなどを積極的に食べたとしても、葉酸の過剰摂取になってしまう心配はありません。
安心して、食事とサプリは切り離して考えてくださいね。
当サイトではモノグルタミン酸型で安全なサプリを厳選して紹介しています。
良かったら検討する際に参考にして下さいね。