妊婦さんの悩み

高齢出産のデメリット(リスク)とは?

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高齢出産にはリスクがあるとよく聞きますね。一体どんなリスク=デメリットが潜んでいるのでしょうか?

高齢出産のデメリット

高齢であることによって、不妊や流産、ダウン症など染色体異常のリスクが高くなることは知られていますね。高齢出産には妊娠中や出産時のトラブルに加え、産後うつの心配も考えられます。

リスクを知ることは、高齢妊娠の妊婦さんにとって非常に大切なプロセスとなります。高齢出産のデメリットについてご紹介しますね。

不妊

高齢出産における最大のリスクは妊娠し難いこと・・・つまり「不妊」といわれる状態です。加齢に伴い妊娠力が低下してしまうのです。

性行為によって妊娠する確率ですが、健康な男女で排卵日という条件のもとで、

  • 35歳未満⇒20~25%
  • 35~40歳⇒10~15%
  • 40歳~⇒4%

と、歳を重ねる毎にどんどん低下していきます。原因としては、主に老化による卵子の質の低下ですが、それ以外でも、婦人病、生活習慣病などが考えられます。

不妊の最大の敵はストレスです。高齢であせる気持ちは分かりますが、ストレスをためない程度に対応するのが良い結果を招く場合も少なくありません。

ある意味妊娠するかどうかは運的な要素も大きいです。それなら月に1回妊娠できるかどうかを夫婦でストレスを受けながら待つのではなく、夫婦で性行為を楽しみながら当たりが来る日を待つようなスタンスの方が案外良い結果に結びつく場合も多いです。

あまり神経質になって夫婦仲に影響したりしたら本末転倒です。夫婦の愛の結果、子供が生まれるというのが望ましいのは言うまでもありませんし、その方が生まれてくる赤ちゃんにもいい影響となるはずです。

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さらに、葉酸には精子の質を向上させる働きがありますので男性にもオススメです。不妊は女性だけの問題ではありません。最近では男性に不妊の原因があるケースも少なくありません。

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⇒『葉酸は妊婦だけじゃない!葉酸サプリがおすすめな人とは?

妊娠高血圧症候群(=妊娠中毒症)に要注意

以前は、妊娠中毒症という病名でしたが、産婦人科学会により妊娠高血圧症候群に変更になりました。妊婦の約1割程度が発症します。決して少ない数ではありませんね。妊娠中期など、早めに発症した方が悪化する傾向にあります。

重篤化すると母子共に大変危険な状態に陥ってしまうことに。加齢に伴い、体が老朽化し生活習慣病になりやすくなっているため、高齢妊娠の方に多く見られる症状です。

妊娠高血圧症候群の症状

高血圧、尿蛋白、障害頭痛やめまい、倦怠感などの症状を伴うこともあります。高血圧または高血圧+尿蛋白の症状が出た場合に妊娠高血圧症候群と診断されます。

自覚症状としては「むくみ」が代表的ですが、むくみは多くの妊婦さんに起きる症状なので、それだけで妊娠高血圧症候群かどうかを判断することは難しいです。

むくみについては以前詳しく書いていますので気になる方はチェックしてみて下さい。

⇒『妊婦はむくみ易い?その原因と改善のための7つの秘訣

高血圧

妊娠中は赤ちゃんに栄養を送っているため、妊娠してない時に比べ血圧が少し上がるのは心配要りません。しかし、数値があまりにも高い場合は高血圧と診断されます。

妊娠中の高血圧の数値は以下のとおりです。

  • 最高血圧⇒140mmHg以上
  • 最低血圧⇒90mmHg以上
尿蛋白

尿にタンパクが現れることを尿蛋白といいます。健康ならほとんどみられませんが、腎機能が低下し、血液のろ過がうまくいかず、尿にタンパク質が混じってしまう症状です。

妊婦さんに尿蛋白が出やすい理由は?

妊婦さんの腎臓は、自分の血液に加え、赤ちゃんの血液もろ過しなければなりません。ですので妊娠前よりも多くの血液をろ過しなければならず、腎臓にとってはかなりの負担です。極端に言えば2人分の負担がかかる事になるわけですからね。当然腎臓の機能は低下しやすく、その結果、尿にタンパク質が混じってしまうのです。

また、妊娠中の運動不足も腎機能の低下を招き、妊婦さんに尿蛋白が出やすい要因となります。 特に妊娠中毒症のときには腎臓の機能が低下しタンパクが漏れやすくなります。

妊娠高血圧症候群になるとどうなる?

腎臓や肝臓に障害を起こしたり、難産、早産、流産、羊水過多、胎児の死亡、新生児の呼吸障害など障害がを起きやすくなります。母体にも赤ちゃんにも様々な面でリスクが高まります。

予防や治療は食事が基本です。日頃から食生活には十分気を配りましょうね。

妊娠糖尿病

もともとは糖尿病でなかった人が妊娠を機に糖尿病を発症することを妊娠糖尿病といいます。妊娠によるホルモンバランスの変化の影響で高血糖になるのが妊娠糖尿病です。

妊娠高血圧症候群と同様、加齢に伴い体が老朽化し生活習慣病になりやすくなっているため高齢妊娠の方に多く見られる症状です。

妊娠糖尿病の症状

妊娠高血圧症候群、羊水過多、流産、胎児死亡、赤ちゃんの発育不全・奇形などが妊娠糖尿病の症状として上げられます。

母体が高血糖であると、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になりやすく様々な影響があります。

また、妊娠中に血糖値が高くなった女性は、将来、糖尿病になりやすいので、出産後も定期的に血糖値を測定し、高血糖の早期発見に心がけましょうね。

常位胎盤早期剥離

常位胎盤早期剥離とは赤ちゃんがまだお腹にいるときに母子をつないでいる胎盤が剥がれてしまう事を言います。

常位胎盤早期剥離には様々な原因がありますが、妊娠高血圧症候群も大きな原因のひとつです。

妊娠高血圧症候群は高齢出産において発症する割合が非常に高くなりますので、必然的に常位胎盤早期剥離の発生率も高くなるというわけなんですね。

母子にとって命に係わることも多い危険な疾患です。万が一見つかった場合は帝王切開などの処置が行われます。

流産

高齢出産の場合、流産する確率が高くなるといわれています。主な原因は卵子の老化と言われています。他にも卵子の老化に伴う先天性異常によると考えられています。

流産はとても悲しいことですが防ぐことは難しく、このリスクは受け入れざるを得ないと言っていいでしょう。

早産

早産とは正期産ではない、妊娠22週から36週までに赤ちゃんが生まれてしまうことを言うんです。ちなみに早産になりそうな状態を切迫早産というんですね。

切迫早産と聞くと赤ちゃんがすぐにでも生まれちゃいそうで怖いですよね。

でもそんなに怖がることもないんです。安静にして適切な治療をすれば、早産にならずに妊娠を継続することが可能になるので安心してくださいね。

早産の兆候

このような兆候が現れたら、担当医に相談しましょう。

  • お腹の張り
  • 下腹部の痛み
  • 出血
  • おりものの増加
  • 破水

難産

高齢出産の場合は若い妊婦さんに比べてお産に時間がかかるケースは増えるでしょう。これは個人差が大きいので、高齢出産=難産と決めつけて出産をビクビクするのはよくないですよ。

  • 子宮口や産道が硬い
  • 微弱陣痛
  • 子宮筋腫がある

先天異常

高齢出産では、先天性の異常が発症する割合が高くなります。先天異常の中でも染色体異常(ダウン症など)の発症率が高くなります。

ダウン症の発症率

  • 20代は0.1%未満
  • 35歳以上は0.3%、
  • 40歳以上1%

なぜ高齢出産だとダウン症の発生率が上がるのでしょうか?

原因としては、卵子の老朽化があげられます。女性は生まれながらにして卵子を持ち、またそれは受精するまでの間ずっと作り置きされています。もちろん、その卵子は年齢とともに劣化します。

したがって、高齢になればなるほど(卵の)減数分裂の際に第21染色体が離れにくくなり、それが1本余分に存在する卵を作ってしまうと考えられています。

ダウン症は先天的なものなので予防策はありません。さまざまな検査にてダウン症か否かを判断することもできますが、これらは中絶につながる可能性もあり倫理問題となっています。

ダウン症とは 染色体異常が原因で先天的に障害を持った赤ちゃんです。顔の特徴として、目の間隔が広く、つり上がっている、唇が厚い、耳たぶの変形など。内臓の障害や運動障害、知能の発達障害がみられます。

出生前診断のいろいろ

  • 絨毛検査
  • 羊水検査
  • 母体血清マーカー検査

出生前診断を受けるか否かで悩む妊婦さんは多いと思いますが、「お腹にいる子供が障害を持って生まれてくるかもしれない・・・」そのことをまずは家族でじっくり話し合ってみましょう。

リスクと向き合うことが高齢出産における大事な課題なんですよ。

体力の低下

若い人に比べ体力面が心配です。筋力も低下し、自然分娩が難しくなります。そのため高齢出産では、どうしても帝王切開が多くなりがちに。危険回避で医師が率先して帝王切開を勧めている産院もあるようです。

帝王切開はなるべく避けたいのであれば、自然分娩志向のクリニックを検討しましょう。

妊娠線ができやすい

若い人と比べて肌の弾力がなくなっています。それに加え、妊娠によるホルモンの影響で肌の再生能力が下がっているので妊娠線ができやすいのです。

産後うつになりやすい

妊娠によって分泌されていたホルモンが、出産と同時に体外へ排出されてしまうので、ホルモンが急激に減少します。このホルモンバランスの変化に体がついて行けず、多くの女性が情緒不安定になります。

とても楽しみにしていた赤ちゃんとの生活ですが、突然悲しくなったり、訳もなく涙が出たり、不安で眠れなくなったり、やる気が起こらなかったり・・・

産後のこういった自分自身をコントロール出来ない精神状態をマタニティーブルーと呼び、マタニティーブルーがいつまでも続き、産後うつ病へと移行することが稀にあります。

高齢出産の女性は、それまで仕事をバリバリしていた人が比較的多く、社会的地位があったため、マジメで責任感が強いため、典型的なうつ病発症の性格面での一致があげられます。

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まとめー高齢出産のリスクと向き合う

歳を重ね、卵子や身体が老朽化してしまうことは避けることの出来ない事実です。そのために起こるであろうリスクに目をそむけると、いざという時に対応が困難になるかもしれません。リスクとしっかり向き合って受け入れ、予防や対処に心がけ、最良の対応ができるよう可能なことから実施しましょう。

あなたと赤ちゃんのために・・・

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